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2014年12月28日日曜日

【愛蘭土2014】Seasons Greetingsアイルランド激動の2014年をYOU TUBEで振り返ります~良いお年を!Le gach dea ghui gcoir na hAthbhliana !【2014 All-Ireland Greatest Moments】











愛蘭土多々雑感~知と愛の国、アイルランド

私事恐縮ですが、我が家族がアイルランドに住居を構えて22年が過ぎました。
22年。人生で言うと、ゆりかごから一人前の成人になり社会に出ていく、いわば一大ライフサイクルと言っていいと思います。

22年前のアイルランド(もちろん東京のセントパトリックスデイパレードなんて無い時代)
・・・・最初に思った「なんだこの国は?」

ダブリンの中国人が経営するアジアンマーケットで販売している「秋田米」、でも出荷元は中華人民共和国。

サッカーシャツのバッタものを買えば一回限りの洗濯でチームロゴが剥がれる。
傘を買えば一発でぶっ壊れ、プラススチックのバケツを買えばとってがすぐに割れてしまう。
クリスマスは物音一つしないシーン、とした厳かな街の風景。

そんな唖然とする光景数知れず。

でもそんな国家でも譲れない素晴らしさがありました。

まずは会話。とにかく市民の会話が面白い。些細なことでも10分番組のストーリーテリングに仕立ててしまいます。この構成力は天性の賜り物。そしてウイットに富んでいる。愛がある。

さらにマックポテトに代表されるイモ好きの自分にたまらなかったのがイモ料理のバラエティーさと美味しさ。これは特筆に値します。

日本では軽減税率が話題になりましたが、この国のライフラインである食品の安さ・・・特にパンと言った子育ての根幹となる食品類はハンパなく安いです。









今から16年前のアイルランド:コーク空港の出国ゲート。
保育所の入り口じゃないですよ・・・・
16年前、貴方はアイルランドに関心を持っていただいていましたか?・・・




あれから22年。アイルランドは大きく変わりました。

アイルランドという国家自体が世界に通用する観光資源であるということを政府が再認識したこと。
アイルランドの教育水準が極めて高くなったということ。(教育が充実していても、それが就職に直結する、とはいかないのがこの国のジレンマなのだが)
国家のインフラがEUの枠組みに入り飛躍的に発展したこと。
なによりアイルランド人が自分たちのアイデンティティーに確固たる自信を持ちえたこと。


かつては欧州の最貧国と言われたアイルランド。
その残像を22年前は垣間見れましたが、今はどうなのかしら。

貧しさと才能は別物。不遇であっても自らの才覚を信じ海を渡り成功を収めた賢者も数知れず。

愛と知を大切に守り続けてきたアイルランド。

訪ねる海外観光客数は過去最多級という盛況ぶり。

文藝の分野でも毎年ポンポンと世界へ人材を輩出しています。

そんなアイルランドの2014年。

貴方はアイルランドと、どうつながった1年でしたか?

今年アイルランド活動に目覚めた貴方。まったく慌てる必要はありません。

この国の古代からの歴史、古代人が見たアイルランドの星空は今も変わりません。

アイルランドは昔も今も、そしてこれからも、ゆったりと欧州の最果てで鎮座しています。

そう、変わるのは「貴方」です。

今年も1年、アイルランド様にはお世話になりました。

また皆様お忙しい中、わざわざクリックして読んでいただき深く感謝します。

そしてそして、来年もよろしくお願いしますよ聖パトリックさま。

皆様良いお年を!




The Irish Today/TORU TAZURA  @injtokyo












~全長2500キロに渡る世界最高の大西洋岸景勝ルート~


アイルランドにやってくるツーリストの特性のひとつに世界中からまんべんなくお客様がやってくるということ。モータリゼーションに慣れた国の人々をトリコにしたのが、このワイルドアトランティックウェイ。

起伏に富み、ジグザグでスリリングなドライブルートは、クルマ好きのみならず旅慣れたホリデーメーカーをも魅了しました。

大西洋岸のローカル色満点な道路と町をドラマ仕立てでプロモーションしたアイルランド政府の狙いがズバリとハマった最高のホリデーパッケージ。

当然この企画を利用するとなると、ある程度の日数が必要であり、クルマ代もさることながらアコモデーションや食費といったあらゆるコストを必要とします。

つまりはそれだけオカネを地域に落としていただけるので地域経済効果が絶大。
デイトリップとはまた違った、ゆったりとした旅の醍醐味をアイルランドは提案したのです。

来年以降もさらなる拡充、運転免許をお持ちであれば是非走っていただきたいルートです。


The Wild Atlantic Way (Irish: Slí an Atlantaigh Fhiáin) is a tourism trail on the west coast of Ireland. The 2,500 km(1553 miles) driving route passes through nine counties and three provinces, stretching from County Donegal's Inishowen Peninsula to Kinsale, County Cork, on the Celtic Sea coast. Along the route there are places and attractions which have been designated as points of interest for travellers.








































#Storm










小泉八雲が愛したアイルランドの里:トラモア直撃~







クレアのリゾート:ラヒンチ直撃~















1月早々にアイルランドを襲った猛嵐。アイルランド全土で300M€の被害をもたらしました。

・・・世界はどこもかしこも異常気象ですね。
これが本当の「ワイルドアトランティックウェイ」とジョークを放つアイリッシュも・・・







#Richman


アイルランドが大好きなアメリカの大富豪ドナルドトランプ氏。クレアのリゾートに大金を投じて投資。地元環境団体との軋轢以上に騒がせたのが、このシャノン空港でのお出迎え式。
世界から「ストレーンジ」の声。








#StarWars

アイルランドが誇る世界遺産『スケリッグマイケル』で人気映画「スターウォーズ」の撮影始まる。
最強のパブリシティーだと歓迎する住民もいれば、「環境破壊だ」とユネスコからの調査も。
撮影後、街の声は「結局恩恵を被ったのは一部のボートマンやタクシーだけでないか」という声も目立ちました。









#WaterChargesProtest

思い出してください、ついこの前起きたといってもいいアイルランドのベイルアウトは、市民に非はなく、銀行や不動産が膨大なリスクをおかし無茶な投資を乱発、不良債権が多く発生、その後のあと始末を健気な国民は今日まで遂行してきました。経済状態はカツカツなのに、さらにライフラインの水を有料にするということは、あらゆる市民の生活を直撃するにほかなりません。かつてない規模で勃発しているデモも、この問題の解決には至らず、むしろ波乱の幕開けと言っていいかもしれないでしょう。シャワーを浴びるのも水は出しっぱなし、庭の水撒きも出しっぱなしのアイルランド国民には受け入れがたい一大問題となっています。今後も進捗を注視したいですね。


















#StPatricksDay 拡大続くミドリの国のミドリの祭典














































「セントパトリックスデーはメジャーになったよね」とよく聞く巷の声。

でも「メジャーになる」という定義は一体どういうことなのか正直よくわかりません。

それこそ広告代理店に認知モニターを全国的に実施すればある程度の数値はたたき出されると思いますが、それは年代別にどうなのか?地域別にどうなのか?所得別にどうなのか?
と細々した作業になろうかと思います。

ただ、間違いなく言えることは年々イベント規模自体が人数的にも肥大化傾向にあること。
それだけ、この「ミドリ」になって愉しむ日本人が増えた、ということ。
これは本当に嬉しい傾向です。

またセントパトリックスデーを知っている、だからなんなんだと・・・という部分も非常に大切でしょう。
ハロウインを知っている、だから皆で仮装しよう、皆でお菓子やスイーツを食べようという流れはほぼ日本では定着しています。

ではセントパトリックスデーの場合は?
セントパトリックスデーを知っている(この段階で知らない、という人も出てくる)だから酒を飲もう・・・・では大人だけのイベントになってしまいます。

・・・そう、セントパトリックスデーはまだまだ発展途上なのです。
業績不振にあえぐ日本マクドナルドさんが北米で販売する「シャムロックシェイク」を日本で販売する、日本のシンボリックタワー「スカイツリー」を緑にライトアップする。

そのような演出以上に、「アイルランド」自体の日本への定着、といった土壌作りがより一層求められるのです。

そういう意味で一人でも多くのアイルランドスペシャリスト登場を願ってやみません。

さあ、今年も3月、日本で盛り上がりましょう。






Tokyo






Tokyo





Grobal Greening






England







World



#LafcadioHearn 
小泉八雲没後110年、世界に生きる八雲・世界が見直す八雲















#そして2015,Dublin,Homecoming




#NewAmbassador




Ms. Anne Barrington, Ambassador of Ireland to Japan





#StateVisit    



The State Visit of President Higgins to the United Kingdom, April 2014

アイルランドのヒギンズ大統領、元首として初の英国公式訪問
(1921年にアイルランドが英国から独立して以来、初めて)










#OnlyinIreland


Half goat, Half sheep 





All-male Irish dance troupe rock “Riverdance” style wedding performance




Irish “Hallelujah” priest steals the show in the most amazing wedding mass video





#Bust

After much speculation about the Garth Brooks concerts going ahead in Croke Park, it has been announced that all five shows have been cancelled.





#Giants

Royal de Luxe Giant Granny visits Limerick City of Culture 2014





#Newface





Motorists travelling south and west out of Dublin as well as commuters to and from Kildare will benefit from the new Newlands Cross flyover that was officially opened






#Farewell





一昔前の ‪#‎Ireland‬ をご存知の方なら馴染み深いオレンジの客車『マーク3』。1986年に導入されアイルランド全土で活躍。2009年ダブリン発コーク行きを最後に運用撤退。いくつかのイベント列車に使用され、今、その役目を終え、2014年、その命を終えました。Shoko Koizumi さんも愛用されてましたね!客車、食堂車、動力車、郵便車等・・・とまさに多彩でした。一部は鉄道ファンには有名なアイルランド:クレア県にあるWest Clare Railway Company に譲渡、新鉄道博物館も建設予定です。有名な鉄道唱歌的なパロディーソングもあるほど愛されたカワイイ鉄道でした。
・・・・当方オーナーとはお友達。是非モハーやバレンに行かれる鉄道好きの方、是非訪ねてください!(写真提供;小泉凡研究室)
ありがとう、「オレンジ色のニクい奴」・・・







#2014BestLateLateShow






最後は #Darksky で日本でも注目されるケリーの風景を眺めながら2014年にお別れです。写真は友人Billy Horanのフォト。素晴らしい!!!!の一言。よいお年を!

Special Thanks   
 Billy Horan,Kerryman